相手にイエスと言ってもらうには、自分が伝えたいと思っていることが、そのまま相手に伝わることが理想です。

「この自動車は、あなたの人生を変えます」と言って、相手の人生がバラ色になることを考えているとしましょう。
その言葉を聞いた人が、その自動車で事故を起こして人生が転落していることを想像していたらどうでしょうか。

とてもイエスと言ってはもらえないでしょう。
「そんなことあるわけないでしょう!」と思うかもしれませんね。

でも、伝える人の認識と聞く人の認識は、驚くほどズレているものです。
こんな実験があります。

スタンフォード大学心理学部の大学院生は、被験者を「叩き手」と「聞き手」に分けました。
叩き手は、テーブルを叩いてリズムをとります。

たとえば、「ハッピーバースディ」のような有名な曲を、曲を口ずさまずに、その曲のリズムをテーブル叩きによって聞き手に伝えるのです。

聞き手は、テーブルを叩いている音を聞いて、曲名を当てる、という実験です。
120曲行いました。

どの程度当たると予想しますか?
叩き手は、半分は正解するだろう、と予測しました。
結果は、どうだったでしょうか?

結果は、120曲のうち、正解は、わずか3曲でした。
正答率は、2.5%。

伝え手と聞き手の認識がいかにズレているか、を表しています。

私たちは、この実験と同じようなことを普段の会話で行っているかもしれない、ということです。

「ちゃんと話したんだから、わかってくれているはず」と、思っても、違う趣旨の話として伝わっていることがあるのです。

しかし、それでは、正確に情報を伝達できませんし、相手にイエスと言ってもらうこともできません。
相手によく質問して相手の認識を理解し、相手の認識を前提として話をしていかなければなりません。

そして、相手が受け入れやすい提案をしなければなりません。
言いたいことを正しく伝え、相手にイエスと言ってもらいたい、という人は、ぜひ、今月発売する次の本を読んでみてください。

ぜひ、事前にご予約を。
「気持ちよく「はい」がもらえる会話力」(文響社)
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【編集後記】

たまに会食の場所が「食べ放題」の店の時があります。
私は少食なので、完全に食べ放題負けします。

牛丼や「ミニ牛丼」だし、コース料理は食べきれないほど少食です。
たくさん食べられる人は、人生の楽しみが多いだろうなあ、と羨ましく見守っています。

食べられないものは仕方ないので、一食一食を大切にしていきたいと思います。

日々、知識を磨いていきたいと思います。
(*・`д・)ガンバルッス!!

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
そして、また次回もぜひ読んでください!

では、あなたに健康と幸せが訪れますように祈っています。