仕事をしていると、「もうダメだ、絶望的だ」と、将来を悲観してしまうような挫折を味わうことがあります。
ここから立ち直り、再スタートを切れればよいのですが、なかなか立ち直ることができないのが現実です。
このような、強い挫折感から復活するには、どうしたら良いのでしょうか。
その一つに、「比較法」によって復活する方法があります。
つまり、自分の挫折よりも、ずっと大きな挫折から、不死鳥のように蘇った人のことを知ることです。
今回は、そのような、大きな挫折を体験した人の例として、ある男性のお話を紹介します。
その男性は、国道沿いの街に、レストランを経営していました。
ガソリンスタンドやモーテルなども併設したことで、ドライバーからの厚い支持を得て店は繁盛、知事から地域経済への貢献を表彰されるほどの店に成長しました。
しかし、男性が60歳を超えたころ、街に大きな変化がありました。
レストランが建っていた街のすぐ近くを、ハイウェイが通り、大都市へのアクセスが大幅に向上。車が街を素通りするようになり、レストランにはまったく客が入らなくなってしまったのです。
男性は自己資金をつぎ込んで奮闘するものの、道に人が通らないのですから、いかんともしがたく、借金を重ねることとなり、ついに店は競売に。
男性は60を過ぎてほとんど無一文状態となりました。
店を失い、残されたのは、客から「おいしい」と評判だった料理のレシピでした。
老体に鞭打ち、ワゴン車に寝泊まりしながら、各地のレストランを回り、その調理法を売り歩く生活が始まりました。
このビジネスモデルは、店舗を所有しなくてもできるフランチャイズビジネスとして急発展を遂げることになります。
倒産からわずか5年後には、500店舗のFCを展開。
現在では全世界120の国・地域に、18,000店を展開する世界的企業となっています。
さて、この男性は誰でしょうか。
これはケンタッキー・フライドチキン(KFC)の創業者、「カーネルおじさん」ことカーネル・サンダースの話。
調理ノウハウを売り歩いた料理とは、いうまでもなくフライドチキンです。
店舗を失うという絶望的な状況をテコに、新ビジネスを立ち上げて、世界の第一人者となるというこのエピソード。
痛快であるだけでなく、ビジネスにも大きな示唆があります。
仕事に行き詰まり、挫折を感じている人に、ぜひ知ってほしいお話です。
「失敗とは、再始動したり、新しいことを試したりするために与えられたチャンスだ」
(カーネル・サンダース)
【編集後記】
朝、起きた時に、足の親指あたりがピリピリしたり、足首のあたりが痛かったりすると、「すわっ、通風の前兆か!?」と焦ることがあります。
そんな時は、水分をたくさんとって、尿酸を尿として排出しようと努力します。
今のところ、大きな病気にはかかっていませんが、年齢も重ねてきたので、日々、自分の身体と対話し、健康維持に努めていきたいと思う今日この頃です。
そうでないと、弁護士業務が大変なことになってしまいます。
引き続き、頑張ります。
(*・`д・)ガンバルッス!!
ちなみに、先週は、日刊ゲンダイとアエラから取材を受けました。
今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
そして、また次回もぜひ読んでください!
では、あなたに健康と幸せが訪れますように祈っています。